キューブリック作品、やっぱりおしゃれだし見れば見るほどどんどん魅力に引き込まれていく
最初はトムクルーズとニコールキッドマンの美しさにドキドキしながら見惚れていたけど中盤からやっぱりどんどんキューブリックの世界観が出てきて、現実なのか夢なのかわからないような狂気の境目にゾクゾクした
トムクルーズの後ろ姿を執拗に長回しで写しているシーンがあったり、全く無音のシーンも不穏に響き続けるピアノの音も何かが起きそうな緊張感を漂わせていて最後までずっと不安にさせられる
夫婦間の愛と性とそれにまつわる嫉妬を描いているけど今までの作品に比べるとエンディングは意外にもシンプルだった気がする
色の使い方もすごく好き、『シャイニング』と同様、赤と青の使い方がすごくおしゃれで素敵、統一感のある色調が逆に妙な既視感や違和感を植え付けているのかもしれない