あゆ

アイズ ワイド シャットのあゆのレビュー・感想・評価

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)
3.9
この画面のサイズは、キューブリックの遺志ですというテロップ。なんだか心して観ないといけないと直感で悟った。
なんと彼の遺作となった今作。個人的にはキューブリック6作目.. 🙂

頭に焼きつくあのピアノの旋律。
アイズワイドシャットとは
どこまでが現実で、どこからが夢だったのか...
詮索したり絶対に踏み込んではいけない危ない儀式も、現実に存在するかも。映画で万人に見えるように描いてはいけなかった。
この試写会の5日後に監督が不可解な死を遂げているというのもなんかほっとけない。

夫婦がうまくいく秘訣は、ともあれ無駄な詮索はしないこと、そしてファック。
過激なシーンもたしかに多いし、三時間の長作だけど、

監督らしい不思議な感覚で取り憑かれてしまうような映画だった。何が起こるか意味わからんからかなり引き込まれる。これがクリスマス二日間の出来事なんて、あまりにも濃くて恐ろしい。
やっぱキューブリックは変態。
あゆ

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