ピッコロ

火宅の人のピッコロのレビュー・感想・評価

火宅の人(1986年製作の映画)
3.8
男のロマン🌰

久しぶりの、さなださん。
って、ちょっとしか出てないやんけっ!
時間にして、1分程度。
ヤングさなださんにも、すぐに気づくことが出来るようになった。
そんなヤングさなださんは、中原中也さんという実在した詩人の役を演じている。他にも、太宰治が登場したり・・・。

煩悩に身を焦がし、不安の絶えないさまを、
火災にあった家にたとえて"火宅"という・・・。

作家・桂一雄は、妻のほか、日本脳炎による麻痺を持つ息子のほか4人の子を持ちながら、女優を愛人として、通俗小説を量産しながら、自宅をよそに放浪を続けている。

タイトル通り、主人公が、ホントだらしなくて、自由気ままに生きている。
ある意味、男の憧れみたいな存在だった。
自分も、愛人が欲しいな!

煩悩というのは、切っても切り離せないもので、人間生きてる上では、永遠に悩まされ苦悩し続ける。
あれもしたい、これもしたい。自分だって、煩悩の塊だ。
ホント、愛人が欲しいな!

ふかさくさんの映画は、毎回、ムフフなシーンが多くて、どうにかなっちゃいそうだ!
原田美枝子さんに、松坂慶子さん、ホントありがとうございます!
えぇなぁ~。自分も揉み揉みしたいなぁ~。
今すぐ、愛人が欲しいな!

そんな主人公の妻を演じるのが、いしだあゆみさん。
夫が浮気していることを知っても、夫婦であり続ける。
ある意味、ホラー映画みたいだった。
時代が違うのか、何なのか分んないけど、愛人の家と自宅を行き来する主人公を冷たい目をしながらも迎え入れる。
昔だから許されたのかな?夫婦って、よく分りません!
最後の少し笑った表情に、少し背筋が凍り付いた・・・。

時代が変われば、映画も変わる。
人の生き方も・・・。


主人公の生き方は、褒められたものじゃないけど、人間らしいと言えば人間らしい。自分には、絶対に出来ない生き方。
少し羨ましい・・・。

愛人が欲しいなっ!!!!!!!!
ピッコロ

ピッコロ