Keiko

麗しのサブリナのKeikoのネタバレレビュー・内容・結末

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ビリー・ワイルダー監督らしい、エンターテインメントに徹した娯楽映画。本当の悪人は1人も登場せず、最後は全てが上手くまとまってハッピーエンドに着地する。

タイトルロールのサブリナを演じるのはオードリー・ヘプバーン。
留学前のポニーテール姿も充分可愛いんだけど、帰国後の洗練された美しさはまさに本物。ベリーショートにジバンシィのドレスがよく似合う。

ライナス役には、『カサブランカ』(1942)のハンフリー・ボガート。オードリーとは親子ほど歳が離れてるけど、サブリナの幼い恋を終わらせる相手として相応しいと思った。

ウィリアム・ホールデン演じるデイヴィッドも、女たらしの馬鹿なんだけどどうにも憎めない存在。もし私がサブリナの友達だったら「あんな男のどこがいいの?」なんて言うんだろうけど、もしこんな幼馴染がいたら、たぶん好きになっちゃうかも。
最後は彼のお陰で丸く収まったと言える。

度々印象的に使われる楽曲が、エディット・ピアフの「ばら色の人生」
そうか、これはピアフが生きた時代の映画なのか。
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