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機動戦士ガンダムのIdeonのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)
3.0
スペースコロニーで育ったアムロ・レイはジオン軍の襲撃に遭う。極限状況で連邦軍の新型モビルスーツ、ガンダムに乗り込むことになったアムロは、自分の意思に関係なく戦争に巻き込まれていく…というお話。
UHDが発売されるということで、悪名高い特別版を再鑑賞。ホワイトベースが発進してジャブローに着くまでが2時間半にまとめてあるが、実に良く出来ている。テレビアニメの玉石混交の原画を使ってとにかく一本の映画として劇場にかけようという執念が感じられる。映画化の予算で安彦良和による新作部分はさすがのクオリティだが、それも必要最低限で、あとは劇場の大画面では見るに耐えないほど統一感に欠けている。何もないのに画面が暗転、ビームを撃ったのにサーベルで斬られた機体が落ちていくなど、不自然な場面も多い。この特別版はSEを変えたため、全く印象が変わってしまうなど、マイナス部分が多く指摘されているが、カマリアの声をベテラン池田昌子があてているなど、良くなったところもある。UHDではついにドルビーアトモスが採用されるようだが、どんな変化が起こるのか興味深い。
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