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ジョニーは戦場へ行ったのmasatのレビュー・感想・評価

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)
2.5
1971年、突然立ち上がった老人は、アメリカン・ニューシネマの才人たちに向かって言い放った。

「いいか、こういうこと、だからな!」

65歳の赤狩りの犠牲者トランボが、生涯でたった一度だけメガホンを執って遺したかった事は、こういう事だ。

1971年、アメリカン・ニューシネマが死ぬ年。
この老人がフィルムに焼き付けた事と、『バニシング・ポイント』で物理的に破裂した事と、その名も『ラストショー』で執り行われた儀式により、この運動民族たちは、次なるステージへと向かうのである。
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