ゆうがer

ジョニーは戦場へ行ったのゆうがerのネタバレレビュー・内容・結末

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

話:3.0怖さ:3.0(加0.5)映像:2.5
音楽:2.0演技:2.5時間:3.0 計16.5/20

メインビジュアル(△)-0.1

現在では性差別の対象となってしまう表現"看護婦"を用いていた所(字幕)に時代を感じた。

他にも、バイエルン人は臭うやら、ウェールズ人よりはマシやら差別まみれ。

意識があるのに訴えられないという恐怖。
そして、体に触れられている感覚で、自分の体がどうなっているのか把握していく。しかし、目に見えないため、そもそも手足がない事に気づいていない様はまさに"生き地獄"。

当の本人は、自分の身の周りで何が起きているのかを、光の明暗や振動によって判断し、楽しんでいる?(そうするしかない)様子が見て取れた。

また、主人公は回想シーン以外体が映る事がないため、基本的に声のみでの演技(心情の実況)だった。

映像表現の観点から見ると、主人公が横たわっているシーンではモノクロ、主人公の回想シーンではカラーといったように、主人公の心情を"色"で表していて、爆撃を受けてからは何も見えない事(彩りのない人生)、自分の空想や過去(回想シーン)は、幸せや喜びがあった事(彩りがあった人生)をそれぞれ効果的に表していたように思えた。
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