なんちゅう切なさ!!
絶妙な切なさを狙って来る!!
うううう!!
兄妹の表情がとても豊かで可愛らしくて、素直にぽろぽろと涙を流す場面で始まって早々に心を掴まれる。
(妹の制服からのフォルムが可愛すぎてやばい)
私達にとってはそんなことで悩まないで、と思う問題でも、小さな心には大きな問題。それが幼さのリアリティで描かれているから彼らに心を寄せずにはいられない。
そうやって心を寄せて観ていると、ラストにかけての流れの中で更に彼らを応援している自分がいた。
少し読めていたラストシーンも、ある意味で裏切られる。そして私はラストシーンが大好きだった。エンドロール流れてきてちょっと声を上げてしまった。途中に挟まれるこのカットは必要なの?と思うシーンもラストの余韻の為であると大納得させられた。
誰かを思った気持ちは、その気持ちが何よりも大事で、結果だけが全てじゃない。
美しい。
愛情が美しい映画でした。
これも今やっている「誰かを思う」役柄に影響があると思ってみたのですが、とてもとても参考になりました。
私が感じた切なさとか愛おしさとかが何故生まれるのか。それはその愛情の過程をみて、そこに心を寄せることでラストにこちらが存分に感情移入できるのだと。
あぁ良き。