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スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火のnodoubtのレビュー・感想・評価

3.5
スポンティニアス・コンバッション...。
タイトル長っ。

水爆実験と並行して秘密裏に行われた実験の果てに人体自然発火の能力を持って生まれてしまった主人公の悲しき復讐劇を、パワフルホラーの名手、トビー・フーパーが描いた作品。

人体自然発火現象(SHC)。
スポンティニアス・ヒューマン・コンバッション。
人体自然発火現象スポンティニアス・ヒューマン・コンバッション。
何度も言いたくなる中毒性の高いワードですね。

初めは指先からターボライターみたいのがシューだったのが、後に腕やら顔やらから火柱がボォォォーッってさすがフーパー、とにかく激しい天国の炎。途中から主人公、ずっと体から火か煙が出てます。笑

冒頭からずっと怒っている主人公にあまり魅力は感じませんでしたが、怒ると相手も燃えちゃう謎のシステムを完全に使いこなすようになってからは、その怒りっぽさと相まってもう無敵です。
次々と焼き殺して行きます。警備のおっちゃんとかちょっと可哀想だったけど、そんなのお構い無しです。

黒幕に辿り着くまでのサスペンス的な部分と、クライマックスまでの畳み掛ける展開はなかなか面白かった。
ただ最後の最後、ブツッと終わってしまったのは何だったのだろう。

最後に。
主人公の恋人の家にあったデカくて光ってる電話器がずっと気になって仕方がありません。
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