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戦火の中へのriのネタバレレビュー・内容・結末

戦火の中へ(2010年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

別に自分は全然タプさん目当てじゃないけど、この映画をタプさん目当てで見る若い女子は多いはず。その割には、やっぱり韓国映画ってすごいな。戦闘シーンもしっかり描いているし、事実を元にした映画だったとしても、もちろんストーリーとしての脚色はかなりされているはずだが、学徒兵の悲惨なラストに関しては、タプがイケメンだからみに来たとかいう軽い女子は目も当てられない衝撃だったんじゃないかなと思うんだけど。てか、タプさんより個人的には人民軍の将校役のチャスンウォンのが足長くて白い軍服がはえまくっていてよかった。
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ただ、人物の関係性があんまりよくわからんかったのと、敵を感情的におっかけて、まんまと敵陣の罠にはまるとことか、まだ戦闘の仕方もわからんどころか銃を持って間もないせいか、"バカか?"とイライラする場面が少々。あと、ガプチョが敵の少年兵を撃ち殺しちゃうシーンさ。いっっきなりよ、いっっきなり、民間人が住むような場所でもない大草原の中どっから出て来た??っていうようなチビな少年兵が登場するんだけど。なんか伝えたいことはあったんだろうけど、なんの脈絡もなく突然だったから不自然だった。
あと、前半のジャンボム喋らなすぎてちょっと何したいのかわからんかった。
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まあ最後の派手でヤケクソな戦闘シーンはアクションとして、よかったです。ここらへんが、やっぱり韓国映画はすごいな、って。日本映画は勝てません。
学徒兵は奮闘したけど浦項は結局人民軍に手放すことになったけど、彼らの戦功は人民軍の11時間の足止めにはなったよ、っていうのが史実的なオチです。
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他の韓国映画がレベル高いせいで、少しストーリー的に謎な部分が気になってしまったこともあり、評価は普通くらいにしたけど、日本の戦争映画と比べたら、素晴らしいよ。この作品、2011年にできたやつだけど、なーんで、日本の戦争映画作品は、足元にも及ばないんだろう。学徒兵を主役にしたこんな映画があるなら、日本にも、同じ学徒兵とか、特攻隊にスポットをあてた名作が、1本くらいあってもいいんじゃないか。(あ、永遠の0は、、、うーーん笑)
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