ひゴル

我等の生涯の最良の年のひゴルのレビュー・感想・評価

我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)
3.9
一応ラブロマンス

ザ マスターの主人公フレディの元になっている映画ということで観賞。第二次世界大戦の終結で故郷に帰る3人のいわゆる英雄たちの社会復帰を描くヒューマンドラマ。
1946年の映画だけに一応PTSDを全面に押し出した痛烈な社会派という感じではなく、戦場という地獄から社会というもう一つの戦場と向き合う元英雄たちとその家族の内面をリアルに描いていて見応えがあったな。

空軍爆弾投下兵だった大尉フレッド、海軍の整備士で両手を失ったホマー、そして陸軍軍曹のアル、階級は違えど元の生活はまるで逆でアルは妻子持ちの銀行マン職員で高級マンションに暮らしていて大尉のフレッドは戦地に配属される直前に結婚した女には能力無しということで完全に見放されてしまう始末..義足のホマーは同情の目線に堪えられずフィアンセだった女も遠ざけて殻に籠るなどそれでも3人の元英雄たちはお互い励まし合って最終的にみんなハッピーエンドという内容だった。3人それぞれのその後をリアルかつ丁寧に描き出すので3時間もかかるけどそこまで苦じゃなかったかな..でも昔の映画なのでテンポが良いとも思えないのも事実かな..でも出てくる登場人物が魅力があって脚本も良かったな😂
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