しろくま

スリーパーズのしろくまのレビュー・感想・評価

スリーパーズ(1996年製作の映画)
3.9
NYヘルズキッチンに暮らす4人の仲良しの少年たち。ちょっとしたイタズラのつもりが 結果は重大事件となってしまい そこから人生の歯車がズレてしまって悪い方向へと傾いてしまう。あんなことさえ思いつかなければ 児童更生施設であの男に出会うこともなかったし あんな目に遭うこともなかった…😢

大人になり今度はなんの巡り合わせなのか復讐をする絶好の機会を得てしまう。人生の歯車が今度はカチッとハマって動き出すように。

後半はほぼ法廷でのシーンになりますが この罪を裁いたのは裁判官ではなくロバート・デ・ニーロ扮する神父だと思う。神の教えを説く者が神の教えに背く その葛藤に心が震えました。

普段は裁判をその事案以外の意図に利用することや プロパガンダに使うことには嫌悪している私ですが この映画を観ると それは綺麗事なのかも…と感じずにはいられませんでした。ハッピーエンドでもバットエンドでもなくやりきれない気持ちになりました😢
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