JTKの映画メモ

奇跡のJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

奇跡(2011年製作の映画)
3.6
両親の別居により福岡と鹿児島と離れ離れに暮らさざるを得なくなった兄弟(漫才コンビまえだまえだ)とその友達が、新幹線がすれ違うある地点で願い事をすれば夢が叶うという都市伝説を信じ行動に移す。
あくまで子供目線で自然な姿を丁寧に描写するスタイルは是枝監督の得意とするところ。
それを暖かく見守る大人たちを演ずる役者陣、大塚寧々、オダギリジョー、樹木希林、特にチョイ役だったけれど故原田芳雄が印象に残る。

是枝裕和監督の映画はどちらかと言えば痛みを伴う作品が多いのだけれど、これは比較的ハートウォームな佳作でした。