しげのかいり

虎鮫のしげのかいりのレビュー・感想・評価

虎鮫(1932年製作の映画)
4.3
『港々に女あり』からの過度期の作品。モテない男の妄想が悲劇を生む作品で、かなり面白かった。壁一枚挟んで行われるブラックボックス心理劇はまさにホークスの力量を感じさせるところ。ホークスの作品は「いい人間」が出てこないという点で、一般に言われているよりもアメリカンマッチョではない。