孤独な暗殺者を描いたサスペンスアクション。
ニコラス・ケイジが主演、チャーリー・ヤンがヒロインを演じ、シャクリット・ヤムナームらが共演。
オキサイド・パンとダニー・パン監督による「レイン」のセルフリメイク作品。
暗殺者ジョー(ニコラス・ケイジ)は、バンコクの組織から4つの殺しの依頼を受ける。
この依頼を最後の仕事にしようと考えていた。
現地のチンピラ(シャクリット・ヤムナーム)を組織との連絡係として雇い、次々と依頼をこなしていく。
そんな日々の中で、薬局で口がきけない女性(チャーリー・ヤン)と出会い、心を寄せるが……
孤独な暗殺者をニコラス・ケイジが渋く好演しています。
彼が守る殺しのルールは4つ。
その1 質問はするな
その2 仕事以外で人とかかわるな
その3 すべての痕跡を消せ
その4 引き際を知れ
華やかなバンコクの繁華街やクラブとジョーの地味な生活が対照的。
ジョーが好意を寄せた女性は素朴で純心な聾唖者。
ルールを破って、彼女や連絡係のチンピラとの交流が最後の仕事を左右する。
赤や青の光を巧みに使った映像も印象的。
彼が殺し屋として最後に引いたピストルの引き金が重いです。
哀切感溢れる作品です。
2023.1 地上波テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替:木村佳名子 訳)