本を持つこと読むことが禁じられた世の中。
消防士の役目は火を消すのではなく『本を焼く』こと
オープニングでの世界観にまず引き込まれた
消防士の制服や消防車のオシャレ具合たまらない
スピード感ある消防車の出動シーンで、玩具のような動きと色彩に気持ちをガッツリもっていかれました。
団地もこの当時はこんなに素敵な外観なのかしら
また度々登場する家の中のシーンでは、ミッドセンチュリーのインテリアが、近未来的な雰囲気を醸し出してます
そしてモノレールがめちゃ気になる!
あのモノレールが近未来感をさらにもりあげます
モノレールの中でのシーンは多分セットなのかしら?
窓の外の景色は完全にはめ込んでいましたし、オレンジ色の車内のオシャレ具合もまたよかった
そして肝心のストーリーはなかなかよかったです
文字にせず本を記憶し伝えていく
日本の落語や民話を思い起こしました
『頭にしまえば誰にも見つからない』
なかなかよいセリフだな
人類がここまで発達してきた『何故』が詰まっている
如何なる時代でも、国家は人々の知的好奇心を奪えない
映画としてもいいけど、舞台化したら絶対に映える作品だなと思います
ラストシーンなんてまさに舞台向き!