華氏451の作品情報・感想・評価・動画配信

「華氏451」に投稿された感想・評価

今やテレビさえも見なくなりスマホだもんな。考える手段でもある本だけど、ただ楽しむためのものでもある。
本が燃える温度、そうなんだね…
Yukiko

Yukikoの感想・評価

3.8
2020年4月5日
『華氏451』   1966年イギリス・フランス制作
監督、フランソワ・トリュホー。
他の監督作品の有名なものに『大人は判ってくれない』
『アメリカの夜』『終電車』がある。

モンターグ(オスカー・ウェルナー)は書物の償却を
仕事とする。
若く美しい妻リンダ(ジュリー・クリスティ)がいる。
ある日、通勤モノレールで帰宅途中、車内でクラリス
(ジュリー・クリスティ2役)に出会う。
彼女から勧められ、その影響で本を意識し出す。
やがて、妻のリンダに隠れ、夜中に本を読むようになる。
最初に読んだ本はチャールズ・ディケンズの『デイヴィッド・
コパフィールド』。
しかし、妻は裏切る・・・



原作はレイ・ブラッドベリのSF小説『華氏451度』。
本の紙が燃え始める温度が、華氏451度≒摂氏233度を
意味するとのこと。

人々が文字を読むことを政府が否定し、本を燃やす世界。
・焚書(ふんしょ)と言うが、有名なのはナチス・ドイツ
の焚書。
カール・マルクスの社会主義的な書物や、非ドイツ的と
みなされた本は燃やされたらしい。
また、近代的や前衛的な芸術を退廃芸術として弾圧した
とのことだ。
・他にも、秦の始皇帝の焚書により、秦以外の国の歴史書
や医学・占い・農業以外の書物を焼却。
民間の独自解釈の教育を禁じていたとの事だ。

・日本にも1960年代末から1970年代にかけて、言論出版
妨害事件があり、日本大学で10万冊以上の本が焼却
されたとある。


この映画での主人公が使うモノレールは、フランスの
サフェージュというところが試験的に建設していた路線を
利用しての撮影とのこと。

他にも足に付けて湖?の上を空中飛行する物とか、
映画にはSFの要素が多々ある。

読書と言えば、今では読むのは実用書ばかり。
それも目が疲れるので、本ではなく、ネットで調べて
タブレットで文字ポイントを大きくして記事を読むことが
多くなった。トシデスネ。

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< 華氏と摂氏 >
日本でなじみがある表記 → 「摂氏(℃)」
アメリカや一部の英語圏 → 「「華氏(℉)」
【摂氏】
●水が氷になる温度(凝固点):0℃
●水が沸騰する温度(沸点) :100℃

【華氏】
●水が氷になる温度(凝固点):32℉
●水が沸騰する温度(沸点) :212℉

摂氏の凝固点と沸点との数値の違いが100なのに対し、
華氏の凝固点と沸点との数値の違いは180です。
つまり、摂氏で「温度が1℃上昇する」現象を、
華氏で表現すると「温度が1.8℉上昇する」ことになり、
華氏では、摂氏の「1.8倍」の数字の変化があることが
わかります。
その一例として、人の体温(36.5度)を表す場合、
摂氏 = 36.5 ℃
華氏 = 97.7 °F このようになります。

現在、ほとんどの国や地域では摂氏が使われていますが、
アメリカやイギリスなどでは華氏が使われることも多いです。
(以上、tenki.jp より転記)
ドリオ

ドリオの感想・評価

3.6
監督凄いわ!昔の人の想像力とかユーモアとかって、今の時代の人の数倍も凄いと思わせられました。
面白い設定で見入りました。
長官の本への知識が豊富すぎる。。
ひこうタイプの消防士面白かった笑

人々を受け身にさせ、考えることを
放棄させ、、、の目的とかも映画内で
知りたかったけど、
そういう危険性へのメッセージは
伝わりました。

本の中身はカラッポだと長官は
言っていたが、その真意等
深く語らず、視聴者に考えさせることも
目的なのかな、と色々考えました。

このレビューはネタバレを含みます

そうして僕は本になったとさ…

と昔話風にナレーションつけたくなった
【もし、この世界から文字が抹殺されたら?】
極度に発達した物質文明の未来社会を鋭く描いた問題作!
MNRTJM

MNRTJMの感想・評価

3.3
撮影ニコラス・ローグ。モノレールや住宅、衣装などプロダクション・デザインが秀逸。でも筋運びが とにかくのんびりとしていて眠くなる。
inenoha

inenohaの感想・評価

3.9
戸田山和久『教養の書』を読んで気になったので鑑賞.説明不足の箇所が散見されるように思えるが(どうやって『デイヴィッド・コッパーフィールド』を手に入れたんだ?),本が禁じられた世界とそこからの逃避を描くことで本の可能性を開いてくれる,いい映画だと思う.一番味わい深いのは消防士の隊長で,本を燃やす立場の彼がやたらと本に詳しいのは,いろいろ想像させるところがある.
sghryt

sghrytの感想・評価

4.0
焚書部隊がシュール。気持ちよさそう。発禁没収焚書の結果、口承の時代に回帰して読書家は稗田阿礼になるのだった。
焼かれる本の中に『カイエ~』があったり(『我が闘争』も)、「本の人々」の中に『火星年代記』さんがいたり

最後は美しかった。所々のヘンな演出も楽しかった

本が禁止されてる割には入手しやすいし消防隊長も詳しいし、その辺はよくわからん。学校に教科書はあるんだろうか?
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