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華氏451のsonozyのレビュー・感想・評価

華氏451(1966年製作の映画)
3.8
フランソワ・トリュフォーの監督による、未来の管理社会をテーマにしたSF。
原作はレイ・ブラッドベリのSF小説『華氏451度』(本/紙が燃え始める温度 華氏451度≒摂氏233度のこと)
徹底した思想管理体制のもと、書物を読むことが禁じられ、規定のテレビやマンガしか認められていない社会。
主人公モンターグ(オスカー・ウェルナー)は禁止されている書物を隠し持つ家を探索し焼却する、昇進間近の有能な消防士で、一日中テレビで洗脳されている無気力な妻リンダ(ジュリー・クリスティ)と暮らしている。
ある日、通勤途中のモノレールでクラリス(ジュリー・クリスティが二役)という女性と知り合い、本の意義を意識し始め、次第に活字の虜となっていくモンターグは消防士を辞職することを申し出るのだが・・・
〈気になりポイント〉
※消防隊(と言っても火事を消すのでなく、本を燃やすんですが)のファッションと消防車の姿にやられます。笑
※本の燃やし方がスゴいです。火炎放射器で灰になるまで。笑
※本だけでなく、長髪も禁止されてます。笑
※「本の人々」が住む場所。各自の名前が暗唱できる書籍名。素敵です。
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