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ラースと、その彼女のgolのレビュー・感想・評価

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)
4.0
アイ トーニャ繋がりでの今作鑑賞ですが、
だい〜ぶワンダーな話であるのは確かなんです。
ご都合主義だし、んなアホな!って展開で普通ならぽかーんで鑑賞終了となるはずなんですが、
そうとはならず、何だか考えさせられる映画でした。

「大人の対応」
これは普段は見て見ぬ振りとか、その場を納めるための対応とか、ネガティブなイメージ、半笑いのイメージがあるけれど、
今作での「大人の対応」は全く別の意味で捉えられている。
相手の行動に対して真っ向から否定するのではなく、少しの優しさと少しの思いやり、少しの妥協と少しの諦め、少しの肯定といった、自分以外の他者に対する許容が「大人の対応」なのだと描かれている。
自分が子供の頃に、
大体何歳位になったら大人だと
漠然と思っていた年齢を越えて尚
本人的にはまだまだガキだな〜と
思ってたりもするんですが、
自分が大人になる意味があるんだとすれば、
他者に対して優しくする為なんじゃないかなと
思ったりもするんで、
こういう映画を食わず嫌いしないで観るってのも大事だなと思いましたw
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