ペコ

36時間のペコのレビュー・感想・評価

36時間(1964年製作の映画)
3.0
ドイツ軍の動向調査のため、連合軍最高司令部のパイク少佐はスパイとしてリスボンへ渡る。しかし逆に、連合軍側の情報を聞き出そうとしている彼らの罠にまんまとハマってしまった。意識を失っている間に6年過ぎたとか、ここはアメリカの病院だとか嘘を教えられ、混乱する主人公。1人のスパイの口を割らせるために、ドイツ軍が大きな茶番をうつわけです。これが『アルゴ』のように本当にあった出来事ならなお面白いですね。

タイムリミットはノルマンディー上陸作戦執行までの36時間。それまでに何とか情報を得ようとドイツ側は苦心する。ナチに拷問されたという女と最終的には逃亡を謀るわけですが、ここら辺のドキドキはフリッツ・ラングの『外套と短剣』に通ずるものがあります。まぁ、どんな映画でも逃亡シーンが一番面白いですね。それ以外には特に目を引くものはありませんでした。
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