眼福…兎にも角にも、雷蔵様の美しさといったらない。
御面相にうっとり、円月殺法の立ち姿も美しく、美し過ぎて、狂四郎自身が研ぎ澄まされた刃物のようでありながら、ふと零すニヒルだけどアンニュイな「人らしさ」とのギャップが、また、たまらないです。
綺麗どころも出演しているのですが、どこを切り取っても雷蔵様のが美しくて、色気も溢れんばかりで、ちょっと女優さん、かわいそうなくらい。
割とセリフ回しも現代的なところが、逆に好きです。
ストーリーとしては、悪政や飢饉で物価高で庶民が苦しんでいて…って、なんだか昨今の世の中で起きてることに重なるようにも感じて、いつの世もなぁ…と、思ってしまいました。
あぁ、眼が、嬉しかった。