「『わが青春のアルカディア』この気持ちは男にしか分からん」
映画「わが青春のマリアンヌ」に多大な影響を受けたという松本零士原作のSFアニメ。この印象的なタイトルは、この「わが青春のマリアンヌ」からきている。
SAMURAIの心がここにある。やはり男同志の友情は観ていて非常に気持ちいいのだが、「手加減はしない」と言っておきながら結局とどめはささないとか、その辺の心理がよく分からなかったのは、私が女だからだろうか。
白目の人?が普通に出てきたり、ストーリーにも少々置いてけぼり。原作に特に思い入れがない人にとっては、あまり易しくはない作りになっている。
「旅路の終わりに人はみな想う 青春こそ理想郷(アルカディア)だったと…」「信じられる本当の男になら、本当に信じられる友達になら、眼でも心臓でもくれてやる」「愚か者よ。その狭い世界の中で、せいぜい踊るがいい。俺たちの世界は、この全宇宙だ!」「俺の旗の下に、俺は自由に生きる」
旅路の果てに求めた〝理想郷〟とは、一体何だったのだろうか。