これは初めて観る映像だ…！！
実際撮った映像をアニメーション化するロトスコープという手法らしい。
「物質D」と呼ばれる強力なドラッグが蔓延している、7年後の近未来が舞台。
人物を纏う細く揺れる線は、何とか現実と幻覚を隔ているようで、とても頼りない。
その不安定な線を観てるとドラッギーな世界に誘われるような感覚を起こし、映像に気を取られてやや難解系の話が全く頭に入らない…
なのでメイキングを観てから、後日再チャレンジ。
なるほど。キアヌはキアヌで、君もキアヌで、あなたもキアヌだったのか。
自己分裂、アイデンティティの喪失。
あなたは誰？僕は誰？
青い花に導かれて辿り着いた場所で、僕はまた僕を見つけることはできるのか。
新感覚のドラッグムービー。思わぬ転落は、とても惨めで哀しくて息苦しくなる。
ロトスコープがこのストーリーにとても効果的なのはわかるけど、実写も観てみたかったなぁ。
だってキアヌとダウニーとウディ・ハレルソンが一つ屋根の下、ぐだぐだ自堕落に楽しく同居してるんだよ！そこにウィノーナが遊びに来るんだから豪華すぎ。
ダウニーちゃんなんて実体験が活きてるとしか思えないジャンキーな演技で、良い感じにギラついてた笑
ちなみに監督は私の大好きな「ビフォア〜」シリーズのリンクレイター監督です。振り幅すごいな。
