このレビューはネタバレを含みます
息子をベトナムへ行かせる
娘を弁護士にする
ハンガリー政府の恨みを買っておく
危険人物は排除しておく
用意周到な男は準備を怠らない
いつか来るかもしれぬその日のために
そしてその日はやって来た
何もかもが予定通りだった
ただひとつ、娘がまともに育ったこと以外は
パパはけだものだった
けだものがパパになった
沈黙、密告、暴行、殺人、大量殺人
誰のどの行為なら「戦時中」が言い訳になるのだろう
公明正大な判事の瞳が印象に残る
裁判中、息子を隣に座らせたのは、彼が暴れ出すことを期待してた…から?