排路

阿賀に生きるの排路のレビュー・感想・評価

阿賀に生きる(1992年製作の映画)
-
被害者たちの暮らしの記録かと思ったら、村に暮らす人々の暮らしの記録だった。長谷川さんは久しぶりにサケをとり、遠藤さんは新しく舟をつくる。そこに老いとか限界とかネガティブな形容を無意味にする生き生きとした生活があって、人は常に新しい存在なんだと思わせてくれる。
ピカピカの舟を見送る遠藤さん+お弟子さんの後ろ姿がかっこよくて、祝賀会で酔い潰れて1人じゃ歩けなくなった遠藤さんの姿が可笑しかった。話してたら寝ちゃってお母さんにめちゃくちゃ言われる長谷川さんも可笑しかったし、サケが釣れたときは楽しそうで子どもみたいだった。
排路

排路