映画男

いつかギラギラする日の映画男のレビュー・感想・評価

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)
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ギャングの抗争。ド派手カーアクション。
細かいところ気にしたら若者2人がアホみたいに描かれて、おっさん美化するような感じにイラッときたけど、女が「一度でいいからちゃんと私を見て」と叫び、銃をぶっ放すところなんか、後に現れる椎名林檎そのものでオオッて感じ。深作欣二は若者文化にめちゃくちゃ敏感でアンテナ張りまくってたらしいから、時代の空気を深作なりに映画に昇華させたんやと思う。若い女の喚くような話し方にはつくづく腹立つけどまあ、なんやかんや嫌いにはなれんな。それにつけてもショーケンとか最高やった。

これだけ大量の警察とパトカーを配置してギャングの誰一人手錠をかけられる描写がない。ギャングはラストシーンでも次に襲う銀行を探して笑っている。映画でエンタメやりながら国家相手にテロもやってやがる。
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