びーち

いつかギラギラする日のびーちのレビュー・感想・評価

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)
3.8
北海道を舞台に現金強奪犯の仲間割れを描いたクライムアクション。手練れの強盗団に萩原健一, 石橋蓮司, 千葉真一, 彼らを手引きする地元のチンピラに木村一八,その情婦に荻野目慶子,さらに彼らに絡む殺し屋に原田芳雄, そして多岐川裕美, 樹木希林という豪華キャスト。にもかかわらずB級っぽいのがいい。封切り当時、若者の描き方に当時の若者としてズレを感じたが、やはり今観てもそう思う。特にパンキッシュにしたかったのであろう荻野目慶子のメイクと衣装がダサい。面白いキャラクターだっただけにちと残念。若者を描くには、深作欣二はいささか歳をとりすぎていたのかもしれない。でもいいや、ショーケンはジャック・ニコルソンみたいでカッコいいし、娯楽活劇としてとても楽しめる。ちなみに監督と荻野目慶子の不倫は本作がきっかけとのこと。
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