囚人13号

極北の怪異/極北のナヌークの囚人13号のレビュー・感想・評価

4.0
資料価値に留まることなく投影された光が人々の瞳を吸引する、現代まで鑑賞に耐えうるドキュメンタリーとしては最古にして最高峰と思います。
貪欲な作家性が産んだ虚構が真実以上の強度を持ってしまうのは映画史の本質であり、イヌイット家族のルーティンやアザラシとの格闘(ワンカット)を演出と一蹴するのは容易いが、その輪郭は紛れもない真実として歴史に刻まれる。
囚人13号

囚人13号