火の玉ジョニー

モルグ街の殺人の火の玉ジョニーのレビュー・感想・評価

モルグ街の殺人(1932年製作の映画)
3.2
ユニバーサルホラーの名作…とは言い難いほどに認知度の低い作品…

小説というか…このタイトル自体は有名なんだけどなあ…

しかもその道の御大ベラルゴシさんがマッドサイエンティストとして顔芸しまくりって作品なのに…

なぜこんなにも知られていないの?

いや…
これ原作改変にもほどがある!!ってやつじゃないのか…

エドガーアランポーの推理小説を推理部分ぜんぶ吹っ飛ばして怪奇映画にした作品!

やっぱり企画からしてベラルゴシさんアリキだったんでしょうか…

もう端からカレが犯人です!!って
カレとゴリラが犯人です!って

で…
要はゴリラが恋しちゃったカノジョ=シドニーフォックスさんをミラクル博士=ベラルゴシも気に入っちゃってなんとか合体を試みる!っていうね…

あ!
そういう直接的な合体シーンはなにもありませんよ!

ただゴリラと人間の血液が融合するかどうか…って調べるレベルでカレらの悪事は成就することなく終わるんですけどね…

やっぱりラストのゴリラがカノジョ抱えて屋根に登って~のシーンはキングコングに影響与えたんだろな…

これ…
なぜゴリラがミラクル博士を襲ったか…

ゴリラもミラクル博士もカノジョに恋しちゃって微妙な関係になっちゃったからって気がしたんだけどさ

そのくらいカノジョ役のシドニーフォックスさん♡かわいかった

ジャケ写でもかわいさ伝わるかな?
ベラルゴシさんは見ての通り両津勘吉だったけどね…

こんなんでいいのか?
ユニバーサルホラー

だから時代のあだ花にならざるを得なかったんじゃね?

まあそこそこ面白かったけどね