Reimini

ノートルダムの鐘のReiminiのレビュー・感想・評価

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)
4.5
パリのノートルダム大聖堂が舞台🇫🇷

カジモトは見た目で多くの人から迫害され、差別されているが、とても心優しい青年。育ての親フロローは、冷たく偏見にまみれていて、カジモトに「お前は醜いからここからでるな」と長年洗脳してきた。それでもこんなに思いやりのある人に育ったのはすごいと思う。すごく自信のないカジモトだけど、優しい心を持って育ってこれたのはカジモトの強さだと思う。展開が進むにつれ、エスメラルダや色々な人との関わりから、勇気ある行動に出ていく。最後にエスメラルダを救った時は、本当に強くたくましいカジモトが誇らしかった。尊敬。エスメラルダとくっつかなかったのも兵隊の良さもぜんぜんわからなかったが、愛が結ばれて終わる王道ラストより、カジモト自身が自分を認め、人に認められる終わり方も、愛があってよかったなと思う。終盤に子どもがカジモトの顔を撫でて抱きしめるシーン、あんなの泣いちゃう。

夢や魔法を歌うディズニー作品とは少し違って現実的だけど、ディズニーらしさがちゃんとつまってる展開が心に響いた。
エスメラルダの最初の歌、なぜかすごく泣けた。彼女は強くて心が綺麗なんだなとわかる歌声だった。

音楽はミュージカルシーンがとても多かった。エスメラルダの歌とノートルダムの歌が特に好き!映像は美しいカットがとても多かった。特に最後の、ノートルダム大聖堂をうつす視点が雲の上に上っていくシーンがすごく好き。本当は逆だろうけど、見た順番的にラプンツェルを思い出した。ファンから人気の理由がよくわかる。し、いろいろなことを考えさせられる作品だった。
Reimini

Reimini