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パンドラの箱のchaooonのレビュー・感想・評価

パンドラの箱(1929年製作の映画)
3.7
シネマヴェーラ渋谷『「ハリウッドのルル」刊行記念 宿命の女 ルイーズ・ブルックス』特集で鑑賞💘その①

サイレント期アメリカ映画界で活躍し、ハリウッド黄金時代のミューズとして語り継がれる伝説の女優、ルイーズ・ブルックス❤️

すべての男女を破滅に導く“宿命の女”ルルを演じて神話的存在となった代表作がこちら🎬
彼女の特徴的な黒髪ボブスタイルに、役名の「ルル」や「ルイーズ・ブルックス」と名前がついたほど✨✂️

この頃はブロンドで華奢なヒロインが受けていたのだと思っていたので、黒髪に少しガタイの良さがあるルイーズにちょっとびっくりするも、とにかくファム・ファタールなルイズの魅力が全面に溢れる作品❤️

成り上がり的にショーに出たり、裕福な男性と婚約者を破局させ割り込んだり、男性を死に追い込んでその息子と更にはいい関係になったり、男を堕落させたり、その魅力で周りを引き込み破滅に追い込む💀

ルルが魅了するのは男性のみにあらず。
女性も虜にしてしまうけど、1929年の映画で明確にレズビアン描写があるという驚き!
wikiによると史上初っぽい?時代の先を行く早さだということは間違いなさそう!

ちょっと終盤ウトウトしてしまい最後の顛末がよく理解できなかったんだけど、切り裂きジャックを描いてたのか🗡️🩸
なんか最後だけ唐突感あるけど、今作は切り裂きジャックの心境に踏み込んだ史上初の映画でもあるらしい。
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