寂々兵

ブラック・レインボウの寂々兵のレビュー・感想・評価

ブラック・レインボウ(1989年製作の映画)
4.2
冒頭、葛の木に覆われた屋敷と精神を病んだ女性。「君は目を酷使しすぎたんだ」意味深な台詞からの唐突な回想、ロザンナ・アークエット若返り。すばらし!酔っ払い親父の商魂につき合わされ、青春を投げ売りし、旅先で出会った男に体を求める諦観と妖艶さ。豊満っぷりでエロさ激増。ビバ・厭世主義。終盤には説明不可能な事態が起こるけども、強烈な余韻を残してくれるので万事オッケー。一番観たかったタイプのオカルト・スリラー。ロザンナを主演に勧めたのはスコセッシ。
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