このレビューはネタバレを含みます
プロの強盗団リーダーとそれを追う刑事のお話。
二大名優の対決とガチンコな銃撃戦が有名な作品
刑事と強盗団リーダーという切っても切れない関係性だけでなく
それ以上にどこか似ている二人、他者からは共感し難い奇妙な友情を感じていく過程も見所の一つ
3時間近い上映時間ですが両者の演技力とキレッキレの頃のマイケル・マン監督によるスタイリッシュな映像美で最後までなんやかんやで観れます
個人的に気になったのは強盗団側の決断力と機転の速さ等、随所にプロフェッショナルっぷりを発揮している所があるのですがみんなを不幸にしたウェングロウの始末の時だけなんで皆へっぽこになったのかあれだけは妙に?な箇所でした。
ラストに空港の滑走路脇を駆け巡るシーンはマックイーンの「ブリット」のようでカッコよかったです。
MOBY作曲の「God Moving Over The Face Of The Waters」のイントロが物語の終わりにフェードインしてくる演出は二人の男の物語を第三者目線で見届けてきた側からすると何故だか胸をキュッとされる思いがあり
好きなエンディングの一つです。