うーる

ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタのうーるのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

時は戦争真っ只中、夫は出兵中で留守、女手一つで子供たちの世話をしながら農場を守るお母さん。そこに都会育ちで鼻につく態度の甥っ子と姪っ子が疎開でやってくる。はじめ子供たちは全く相容れなかったが、ナニー・マクフィーの登場により、次第に大切なことを学んでいく。

・ネトフリのマイリストに「チャーリーとチョコレート工場」を入れたらサジェストされたのをきっかけに視聴。テイストも似ていたのでてっきりロアルド・ダールが原作なのかと思ったら、クリスチアナ・ブランドという推理作家・児童文学作家とのこと。原作は「マチルダばあや(原題:Nurse Matilda)」だそう。

・家の中はかなり生活感があり、ペンキが剥がれたりしていて決してきれいとは言えないけど、あのレトロな色合いはすごく好みだった。痴呆入ってるおばあちゃんのお店のオレンジ・黄色・緑の引き出しも可愛かった。そして農場の小麦の、黄金色のまぶしさ! ああいう場所、行ってみたいなぁ。

・ナニー・マクフィーは要所要所で子供たちを助けてくれるけど、するのはほんの手助け。子供たちの力で解決させる。子供たちが協力して問題を解決していくたびに一緒に嬉しくなっちゃった。それにしても、私だったらウェディングドレスとベールをめちゃくちゃにされてあんな懐の広い態度を取れるだろうか? あのお母さんはすごいよ…。

・痴呆が入ってるおばあちゃん、どうやら前作の登場人物だそうで、それを知らずに見てしまった(というかネトフリに前作が上がってなかった)。それゆえ最後の「また会えてうれしかった」の伏線回収セリフが全くピンと来ず残念だった。「うおぉーあの時の!!!」ってなりたかったな。
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