若大将オーウェン

信子の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

信子(1940年製作の映画)
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清水宏にしてはカメラワークなど演出がかなり感じられて新米教師ものという分かりやすさもあり、個人的には今まで見た清水宏の中では一番面白く感じた

田舎から出てきた信子が、方言をいじられるところや問題児の生徒との展開、不審者を捕まえるくだり笑、生徒との信頼関係を築いていくのがベタだけど面白い

戦前の映画だけど事なかれ主義の先生や学校そのものは今も全く変わってないことがウケる

同年代でも芸者と女学校の生徒をみせることでここでも境界を作っていた

信子の服装の変化で演出してるの印象的

他の作品もそうだが、単純に戦前の日本の文化、風俗を見れると言う点だけでも面白い

ラストシーンあんみつ届いたとこっちに向かってきて終わる大団円感