やっぱり清水宏の映画は、私の愛する彼の日の邦画の特徴
どんなことが起きてても素朴で清々しく、清潔感があってのどかで美しい
これを常に湛えている。
角張ったものを感じない淡い水彩画のようなタッチが心地…
音の状態は非常に悪い。しかし得意の横移動を駆使しながら、校舎と宿舎の奥行きや扉を上手く活かしているし、ロケーションも美しかった。
高峰三枝子は必ず画面奥の扉や廊下から現れる。中央に扉がある教会の様…
九州から上京した教師・信子VS女学生。清水宏相変わらず映画うますぎだろ。ここしかないカメラのポジション、説明的じゃない映画的な演技、単純な切り返しじゃない横移動の会話シーンはびっくりした。好きなのは…
>>続きを読む冒頭の家を探して道を歩く高峰三枝子。カメラは路地を横移動して高峰三枝子を見つける(右から左。左から右)。玄関口の高峰三枝子と飯田蝶子の切り返し。校長と高峰三枝子の切り返しで、校長の後方の壁から映すカ…
>>続きを読む太平洋戦争以前の大日本帝国は全般的な生活水準の低さに反して教育水準は高く、これが急速な近代化を支えたそうなのだが、そうした近代化は天皇を頂点とする国民統合の深化を同時に意味した。強めの方言が抜けない…
>>続きを読む生徒役の三浦充子の演技は類まれな素晴らしい完成度。細かな目線の使い方、身体の動かし方(メンチ切ってそっぽ向くシーンの頭が先行してそこに身体が付いて行く等)のコントロールが恐ろしく上手く、嫌な生徒役と…
>>続きを読む田舎者の先生、意地悪な生徒、集団からの孤立、〇〇未遂等々…後の学園ドラマのテンプレがたっぷり詰まっていて見応え抜群。
女学校が舞台なだけに全編ほぼ女性キャスト。中盤初登場する男役が寮に忍び込んだ不…
方言の矯正と言っても、当時の標準語がそもそも現代とは異なる。誠に勝手な立場ながら、聞き馴染みのない言葉使いのハイブリッド、揺れ動く転調の聴きごたえに興じる。上京教師のスリリングな綱渡り。
東京にも慣…