『信子』清水宏監督作。獅子文六の『主婦の友』連載の大衆小説の映画化。女性版「坊っちゃん」とも言われる田舎から出てきた教師の話で、「坊っちゃん」に似たエピソードも多い。高峰三枝子は田舎出とは思えないス…
>>続きを読む戦時下の女学校ものとして『花つみ日記』的なモダニズムもたのしい作品。獅子文六先生原作。宣伝文句の女性版『坊っちゃん』は、型破りな女性教師が権威主義や依怙贔屓に立ち向かうあたりがそういう事か。こちらや…
>>続きを読む記録
【ガス】
フィルムで。
内容云々よりも、煌めきを放ちあまりにも美しい川辺に惹かれる。確かに清水宏は山(あるいは坂や傾斜)の作家といえるが、草木と同等に水の描写が素晴らしいことは強調すべき…
田舎から都会の女学校に赴任してきた女教師、信子の苦悩を追う学園ドラマなのだが、理事長の娘で問題児の英子に信子が向き合っていく後半部からはシスターフッド的な想像力が非常に刺激される展開で驚いた。清水宏…
>>続きを読む先生生徒ともども三浦光子を探し回る場面で、理科室で突っ伏しているところを発見されたあとに、一人の生徒が見つかったことを「おーい」と周囲に呼びかけるところを執拗にワンカットで見せてくる部分が生々しい。…
>>続きを読むやっぱり清水宏の映画は、私の愛する彼の日の邦画の特徴
どんなことが起きてても素朴で清々しく、清潔感があってのどかで美しい
これを常に湛えている。
角張ったものを感じない淡い水彩画のようなタッチが心地…
音の状態は非常に悪い。しかし得意の横移動を駆使しながら、校舎と宿舎の奥行きや扉を上手く活かしているし、ロケーションも美しかった。
高峰三枝子は必ず画面奥の扉や廊下から現れる。中央に扉がある教会の様…