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トリコロール/青の愛のプレコップのレビュー・感想・評価

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)
4.6
キェシロフスキの晩年期の3部作の1作目。

タイトル通り、フランス国旗・トリコロールが意味する「青」=「自由」がテーマ。未亡人となったジュリーは過去から解き放たれ、パリのアパートで一人暮らしをはじめ、様々な人々とも交流する。しかし、生活の端々で亡き夫の旋律が脳内をよぎっていく。

青を基調としたシーンは全部ハマっていて冒頭から息を呑む美しさを感じられる。ラストはすこし緩慢だが、基本的には常に画が統一されて引き締まっている。

同年公開の大ヒット作「ジュラシックパーク」のオファーを蹴って今作に出演したジュリエットビノッシュはここでも異次元のアクトを見せている。特に、瞳だけで感情表現をするシーンは鳥肌が立つ。

アルファロメオへの挨拶も律儀でとても良かった
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