このレビューはネタバレを含みます
ああん…なんかモヤモヤするぅと思ったら、クリント・イーストウッド監督作やないかい…わたしはこの人の映画があまり得意ではない。ミリオンダラーベイビーもグラントリノもなんかこう毎回、苦虫をかみつぶしたようなきもちにさせられるというか。独特の辛気くさ〜いかんじがいやなのである。
しかしだ、チェンジリング。実話である。
こんなことが実際にあっていいのか?
何度も斧を振るシーンは背筋がゾッとした。事件を調べると実際は性的虐待や幼児性愛者へのレンタルも行っていたようで、胸糞わるすぎる。なんでこんなこと。
主人公の女性は、息子が行方不明になり、頭の悪いクソガキにすりかわって帰って来た挙句、ロス市警にはこの子はあなたの息子だ、あなたの頭がおかしいと言いくるめられ、そのガキと謎の同棲をする羽目に。なにこれ?しかも市警に逆らった彼女は、精神病院送りにされる。解放されたら本当の息子は殺害されている、と報道されていて倒れてしまう。
ウォルターは見つからなかった…
それでも戦い続けたタフな女性だ。
彼女の勇気ある行動は市民を動かし、市警の腐敗を暴いた。
でも!ウォルターは
見つからなかった!!
気持ちのやり場がない。
生きていたら100歳超。どのみち
おそらくもうこの世にはいない。
主人公は終世、息子を探し続けたという。一緒に逃げた子は5年後に見つかったのに…
真実が知りたい。
彼の冥福を祈る。