あんじょーら

ジャンヌ・ダルクのあんじょーらのレビュー・感想・評価

ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)
2.8
リュック・ベッソン監督     コロンビア     U-NEXT



2024年公開映画/2024年に観た映画  目標 36/100です。 現在は17/66



コテンラジオでジャンヌ・ダルクが取り上げられ、視聴し終わったので観ました。


まず、普通に伝記映画なんですけれど、英仏100年戦争をイギリス対フランスで語られていますけれど、ここが結構違うんですね。でも、普通に映画では英語で喋られていますし、ちょっと複雑気持ちになりましたが、おおむね楽しめました。


1420年トロワ条約によりフランス王の死去の後、フランスは英国領となった・・・


というすっごくコタンラジオのジャンヌ・ダルク編を聞いた後だと違和感ありまくりの説明があるのが冒頭です。


説明はかなり違和感ありますし、全然納得出来ないのですが、まぁ映画ですし、それもリュック・ベッソンの映画なので、そういう事です。


で、かなり端折りもあるんですけれど、ジャンヌの生涯を追っている確かに伝記映画ですけれど、結構な改変もあると思います。


あと、みんななんか若くないか?と思ったら、製作が1999年!マジか、今から25年くらい前の作品か!そりゃ若いですね。特に、ジョン・マルコヴィッチが若い!!


概要的にはコテンラジオのジャンヌ編を聞いていれば、かなり分かりやすくて、大変良かったです。


不思議な話しですけれど、信仰の良い部分も、恐ろしさも、そしてそれが権力と繋がているという事は、どういう事か?というのを考えさせられます。


本当にいつも考えてしまうし恐ろしいのですが、自分に絶対の正義が存在している、という時にホモサピエンスは最も残虐になれる、という教訓は、こういう映画を観ると感じますね・・・


そして、神という概念を作り出したのはホモサピエンス、神の存在の証明が出来ていないのもホモサピエンス、存在を証明出来ないだけでいないと断定できないというロジックを使うのもホモサピエンス、神の使い等を語るホモサピエンスに対して最も残虐になれるのもホモサピエンス。


神という概念を使わないで科学を信仰しているとも言えるけれど、その科学だって完全な心理と言えるかワカラナイが、検証出来るだけまだ宗教や信仰よりも普遍的。


神を信じるホモサピエンスしかいない世界の話しは恐ろしく感じます。


侵攻や宗教があってもイイけれど、それは個人の心の中でやって欲しいし、布教は極力避けて欲しい。布教よりも、その門をたたく者にだけ、自発的に信仰を求める人にだけ、布教して欲しい。




閑話休題



心の声にあの俳優が!!!素晴らしかった、声も最高。


コテンラジオのジャンヌ編を聞いた人に、オススメします。