土偶

薔薇のスタビスキーの土偶のレビュー・感想・評価

薔薇のスタビスキー(1973年製作の映画)
4.0
タイトルロールのテーマ曲にまず心惹かれる。
大戦の狭間に実在した大疑獄事件を映画化したものだそうだが、最初は何でトロツキーの亡命なの?となるんだが、スタビスキーの出自がキエフ出身のユダヤ人でもしかしたらポグロム体験者で移民で無国籍だという立場に悪意を持つ層はドイツだけじゃなかったことがこの作品からも読み取れる。(アラン・レネはそもそもそこが狙い?)
若きジェラール・ドパルデューが出てきてびっくり(笑)。

最初に断りが入った実名となって映画に描かれた中のひとり、ボニー警部のその後の人生も無惨だ…。
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