こばまさ

幸せはシャンソニア劇場からのこばまさのレビュー・感想・評価

3.8
世界を見隊!のお時間です。
第14回目は、ワタクシ選定作品
チェコ🇨🇿映画『幸せはシャンソニア劇場から』

舞台はフランスですが、一応合作という事でチェコ作品としてカウント。
どんな作品か全く知りませんが、とりあえず行ってみよう✈️


-舞台は1936年、フランス・パリ
下町の人たちから愛されていたミュージック・ホール【シャンソニア劇場】は、不況から閉館する事になってしまう。
裏方としてずっと働いていたピゴワルは、ショックで酒に溺れる日々を送っていた。
さらに、ピゴワルの息子ジョジョが補導され、離婚した妻に親権を取られてしまう。
ピゴワルは息子を取り戻すため、かつての仲間たちを集めて【シャンソニア劇場】を再建しようと奮闘する-

“ベタだけど素晴らしい作品”


ストーリー的にはよくある話なんだけど、その持って行き方と出てくるキャラクターが全部一流!
全員に見せ場があるし、ドラマとしての完成度がめちゃくちゃ高い!
これは観てよかった。

前半はあらすじ通り、一度は廃業した劇場を立て直すのがメイン。
ようやくショーを再開するも、全く上手く行かず困り果てるピゴワル達。
このままだと、息子との再会どころではない。

そもそも、この劇場が閉館に追い込まれたのは、悪徳不動産王のギャラピアという男が裏で糸を引いていたせいでもある。
このギャラピアが、まあムカつく!
言ってる事もやってる事も、全部嫌い!


そんな中、救世主として現れるのが、ノラ・アルネデゼール演じるドゥース。
久々に目玉が飛び出そうになったよ…
なんという美しさ!!
なんという可愛さ!!
同じ人間ですか?

って思うほど、見た目もその歌声も美しい彼女の登場により、作品自体のテンションも駆け上がっていく。
そしてまた、あの頃の様に大盛況を迎えるシャンソニア劇場!
ステージパフォーマンスも最初とは比べものにならないほど輝いていて、ミュージカル嫌いなのにワクワクしてしまった!
最高のクライマックス!


ここで話が終わりなら、いかにも普通の映画に成り下がる。
この作品はここからもうひと展開あって、それがまたやるせないと言うか…悔しいと言うか…。
でも、ここまで含めていい作品だなと。


個人的には、ラジオ男と呼ばれる老紳士とドゥースが出会うシーン。
あと、ピゴワルに向けてミルーとジャッキーとジョジョが3人で歌うシーン、この2つは胸熱だった。

親子愛と友情と恋愛と、ドラマには欠かせない要素が全部詰め込まれた傑作。
あ、あと音楽も!



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あちゃちゃん、お疲れ様ー!
ミュージカル要素が結構あるから、ハマれたかなぁ…🤔
俺的にはアタリの作品だったよ!
スルーしなくて良かった…笑
次回はイラン🇮🇷またよろしくー✈️
こばまさ

こばまさ