う

第9地区のうのネタバレレビュー・内容・結末

第9地区(2009年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

辛い気分になる映画。
でも絶対に観て良かった。
凄く面白かった。

人は怖すぎる。
そして日本は平和すぎる。
人の醜い部分をたくさん描いてくれて、身近な人の大切さと優しさを知れた。

主人公が実験をされていた時、彼にもっと優しく人道的な対応が出来ていたら、と考えると切ない。
エイリアンが地球にやってきた事、未知の技術を持っていた事、主人公がエイリアンになった事、これらは全部進歩で良い事のはずなのに、欲にまみれてしまうと全く酷い事にしかならない。
というのは安全に平和に生活してる側からの意見なので、実際に自分の住んでる街にエイリアンが来て生活脅かされたりしたら、自分もあまり変わらないのだろうか。
とにかく人間の醜さ的なグロシーンが多過ぎてもう辛い。

好きな所は、
主人公が追われている時に、かかってきた電話に全て出た事。
妻と2回目の通話は、観てる側としては妻が裏切ったんじゃないかとハラハラしていたけど、そんなことはなく2人とも信頼しあっていた事。
妻が最後まで夫を愛していた事。

レビューを観ると主人公への批判が多めですが、目的の為にひた走っていただけであり、全く健全かと思う。
でも、ラボに侵入する時に人は殺さないと言っていたけどやっぱり殺しちゃったのは、主人公の醜さを描いていたのだろうか。

欲も住処も食べ物も、必要以上にはいらない。って生き方をしたい。

この映画みたいな実情があるなら、もう少し知りたい。
う