国士舘大学映画研究会

007/ゴールデンアイの国士舘大学映画研究会のレビュー・感想・評価

007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)
3.7
007シリーズ17作目。

冷戦終結後、シリーズの軌道修正として、今までは脇役か若しくは殺されて死体となって登場する事が多かった他の00課員が悪役として登場する意欲作。

初めて女性のMが登場し、新しい時代を感じさせる作品ですね。劇中でMが前任者の存在を匂わす等も過去作とは違う点です。

ファムケ・ヤンセン演じる、セクシーで残忍な殺し屋ゼニア・オナトップもいいですね。脚力で絞め殺す...変人揃いで有名な007の殺し屋の中でも特に印象深いです。

記憶に残る場面としてはサンクトペテルブルクで戦車を乗り回して、車で逃げる敵を追跡するシーンでしょうか。大洗も斯くやと思えるほど街を破壊。パトカーを壊しても、気にせずに戯けた様子でネクタイを直す様はこれぞジェームズ・ボンドといった感じ。

今の時代から見ると、大味なアクションかもしれませんがそれは仕方ないかと。