mitakosama

続スーパージャイアンツ 悪魔の化身のmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.3
今作から制作が富士映画になり新東宝は配給だけになったとの事。確かに映画の室が若干変わった気がする。

今作はなんとスーパージャイアンツは孤児院に就職。いきなり子供に媚びてるな(笑)
だが謎の魔女の登場で一気にホラー感が増し、子供を怯えさせにかかってる。

謎の白塗りの魔女が幽霊のように現れ、見た人間を殺す事件が多発。
恋人が襲われたまたま無事だった大学の青年は、大学の博士の怪しい行動を知る事になる。
博士は戦争で顔に傷を負い、娘を無くしている。その娘を科学の力で復活させたのがあの魔女だというのだ。

科学の力とは言え、別にロボットでもゾンビでも遺伝子クローンでもなんでもない。亡霊のように現れ相手の生命力を奪う、正に“魔女”だ。どんな科学だ????

だが今シリーズ始まって以来の、ちゃんと人間らしい不の感情を持った悪の科学者の登場だ。人類を滅ぼすのは戦争により自暴自棄になったからだという、一応大義名分があるキャラクだー。

そんな訳で、博士側のドラマが増えるのでジャイアンツさんの出番が大幅に減る。

そして博士は謎の悪の組織と手を組み毒薬兵器を手渡す。うーん。魔女と毒薬が繋がらないですけど。
案の定、悪の組織はジャイアンツさんに千切っては投げられる雑兵の集まりだ。

博士の恨みつらみは良かったが、魔女が何の為に存在し、何の為に人を殺していたのか。悪の組織との繋がりの浅さなど、もうちょっと煮詰めて欲しかったな。
mitakosama

mitakosama