夕

300 <スリーハンドレッド>の夕のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

画面いっぱいに広がる筋肉たち…
元気の無い時はマッスルを浴びたら活力を得られるって、どこかの偉人さんが言ってた気がする。
大昔に見たっきりだったけど、子供心にも筋肉の記憶しか残ってなかったもんな。
美しい肉体を持つ者にしか許されない古代ギリシャの衣装を纏う美男美女たちの神々しさに圧倒される2時間だった…ほんと皆さんとっても綺麗…

映画の設定とか描写とか、確実に文化的な考察ガバガバやろうなってのはもちろんあるけども、そんなこたどうだっていい。
この映画に叙事詩的な趣を求めるのならば別だけど、これはもう娯楽映画でしょ。
残酷で醜悪な敵と、勇気と愛に満ち溢れた自由を求める兵士たちの対立構造はとても分かりやすいし、ハリウッド的だなあと思いながら見てたわ。
いや、感傷は捨ててきたってどこにやねんとは感じたけども。

歴史の中で度々現れる戦闘民族たち…
ヴァイキング、モンゴル人、日本で言うと薩摩隼人かな…まあ武士全般か。
その中でも歴史上最古のスパルタ人の戦闘能力の高さがすごかった。
この話の1番驚きなのは、物語の大筋としては一応歴史に忠実ってことよね。
2000年以上も前に書かれた歴史書の内容がどこまで信憑性があるかは置いといて、圧倒的にな兵力差にもかかわらず数日間戦闘をもたせたってのが本当に色んなものを超越してらっしゃる。
関ヶ原なんて6時間で終わってるんだから石田三成も涙目よ。
とりあえず筋肉セラピー最高ね。
夕