クセルクセス王率いるペルシア軍の侵略に立ち向かうべくレオニダス王を中心に編成されたスパルタ兵300人の軍隊が、圧倒的人数不利に臆せず死闘を繰り広げる姿を描いたスペクタクルに満ちた一作
監督は『ドーン・オブ・ザ・デッド』『ウォッチメン』等で知られるザック・スナイダーが務めています
スローモーションによる緩急やダークさを基調した光の使い方など、彼の映像センスを通して表現される血湧き肉躍る戦闘シーンは見事
彼の映像センスは神話性のある物語と相性が良く、今作の題材には適した監督だったように思います
衣装デザインも良く出来ており、奇抜な風貌をしたキャラクター達の登場も見所
大軍と小軍の押し合いでしかないシンプルな物語ですが、見応えは十分にありました
鍛え上げられた男性陣の肉体美も素晴らしく、男の私でも見惚れてしまうほどでした
"服従、退くことはしない"をモットーとした男達の猪突猛進っぷりが気持ち良く、鬱屈とした毎日を蹴り飛ばしてくれる秀作です