古代ギリシャの史実をモチーフにしたアクション映画やね。
レオニダス王率いるスパルタの少数精鋭部隊が、クセルクセス王の納めるアケメネス朝ペルシャ帝国を相手に、無謀な戦いに挑む。
神託により反戦に決定が下され、レオニダス王は散歩と称し300人を率いペルシア100万人を相手に戦う。ペルシャ戦争のテルモピュライの戦いってやつですな。
基本的に、スパルタのゴリマッチョ集団がペルシャのフリークス軍団とただただ戦うという内容だ。
まずスパルタ側のマッシヴ度合いが凄い。男性ホルモンでむせ返りそうだ。体臭キツそうだなー。
そしてペルシャ側が酷い。クセルクセス以外はほぼ兵隊がフリークスだ。いくらペルシャが今のイランの辺りのイスラム圏だとしてもあんまりの扱いだ。ハリウッドのナショナリズムの善意を疑うよ。
フィクショナルなアクション満載。それに背景もほぼブルーバックで撮影したんだろうなと判る。
そして、妙にナレーションが多い。しかも変に言葉遣いがポエミーだ。脳筋映画のクセにインテリぶっていやがる。単純にナレーションで説明過多になるのは演出としては戴けないな。
史実に則り、主役側が負けるという身も蓋もない映画だが、不利な状況を克服しようとする判官贔屓が伝わる。そういう観客の心をくすぐる効果は絶大だったと思う。
