hi

マイ・プライベート・アイダホのhiのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「綺麗なBL物語」っていう枠には収まらない。この物語は。
話が淡々と進んですごくインパクトのある場面があって物語に大きな影響を与えているかって聞かれたらそうでもない。
私はなぜそういう気持ちになったのかとかところどころ分からない展開もあって、正直全て理解しきれたませんでした…


まず、とにかくキアヌとリヴァーの若き姿がかっこいい。薄汚い格好をしていても映えるキアヌ。野暮ったさをうまいこと表現出来てるリヴァー。
映像はフィルムでマイクの回想シーンはdream coreチックな雰囲気。余計な情報は入ってこない。

色々あった中で私が一番印象的なのは、焚き火のシーン。
「俺は金を貰わなくても愛することができる」って台詞。めっちゃ心に響いた。ここからどうしてもリヴァーの生涯重ねてしまって気持ちが重くなってしまったけれど。

リヴァーはスタンド・バイ・ミーから入って 私の大好きな俳優になって かっこいいなあとググッたりして見ていたけど、マイプライベートアイダホ観たら「素敵」「かっこいい」って言葉だけで済ましてはいけない感じがした
鑑賞後はリヴァーはいない って事実を突きつけられて虚無感
でも、それだけ素敵な俳優ってことなんでしょう。。

マイプライベートアイダホは2人の青春物語って聞いてたけど、後半はすごくもやもやした。
私はマイクに感情移入をしてたから、正直カルミラの存在が嫌だった。すっごくもやもやした。
世間はスコットが"元"に戻ってくれて良かったみたいな感じはあったカルミラも垢抜けてスコットの隣についてたけど、なんかそれが本当に嫌だったな〜〜って記憶。


そういう場面は多々あったけど、いやらしさは一切感じなかった。マイクの気持ちになると、苦しさとか切なさとかそういうのだけを感じた。

ラストは綺麗に終わってたけどやっぱり展開についていけなかった感は少しあった。でも、締め方はとても良い。先を想像させ余韻を残らせる感じ。
最後の、スコット?スコットなん?って思ったけどHave a nice dayってでた時スコットやったんか!ってちょっと安心した。

2人に幸せになってほしい。
hi

hi