そーほー

マイ・プライベート・アイダホのそーほーのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと話がむずかったなあ
マイクの孤独で寂しげな描き方があるから
余計にあの気持ちを伝えるシーンからの
実らない思いがなんか辛いなあ
正直マイクの気持ちは恋愛とかではなく
唯一信頼をおけたスコットにだけ持てた依存心に近いものなんじゃないかなあとも考えた。お互い依存してるように見えたのにローマでよくわからない女と結ばれて、夜にはベットのギシギシが聞こえるなんて嫌すぎる
ナルコレプシーで場面が切り替わったりするときの周りや時間軸に置いていかれてる感じがまた孤独というか
リバーフェニックスの演技がすごく繊細で
この映画に合ってる
焚き火を囲んでるとき率直に素直に自分の思いを打ち明けるマイクのシーンはリバーフェニックスの思いつきらしくて、そのシーンだけ唯一マイクの本心に初めて触れられた感じがして印象に残ってる。
マイクが1日1日を生きるために男娼をしているのに比べてスコットはお金を持っている親への反抗心からっていうそもそもの二人の違い、マイクの兄と実母の話、全部相まってなんだか悲しいラストだなあと思います
ラスト2人の縁は切れて、容姿端麗なマイクはきっとよくわからない人に拾われてしまったんでしょうか
そーほー

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