転生Moljiana

バイオハザードV リトリビューションの転生Moljianaのレビュー・感想・評価

2.5
 大人気ゲーム「バイオハザード」シリーズの実写化(もはや原型を留めていない)6作目。前作のディストピア感は何処へやら、主人公・アリスが謎の巨大実験施設に監禁。何故か味方についた黒幕・ウェスカーの手引の元、施設から脱出しようと奮闘するも……

 『バイオハザード ザ・ファイナル』の番宣で地上波放送されてたのを以前視聴しましたが、まあ記憶が朧げだよね!後半とかさっぱり覚えてないよ!でも今迄の作品を比較するとそれなりに好きな方です。少なくとも3と4よりはマシ。
 先ず何が良いってもう滅茶苦茶な所じゃないですかね?例えばwikiに書いてある様に、監督自身の好きな映画(『エイリアン2』『ターミネーター』シリーズ)のオマージュが豊富だったり、過去に登場したキャラクターが再登場したり、いきなり銃撃戦が始まったと思ったら真っ白な廊下で『マトリックス』ばりのアクションを見せたり、ちゃんとしたゾンビパニックが展開されると思ったらカーチェイスが始まったりなどなどと今迄の作品では原作の存在が故に出来なかった事をもう開き直らんがばかりに詰め込みまくってるのを観るとね、観てる此方も開き直りますよ!!
 まあ原作ファンの気持ちを考えるとそれで良いのかとも思いますが、シリーズ未プレイの私としてはこういう破茶目茶なのを観せられるとちょっとテンションが上がります。でも主人公役のミラ・ジョヴォヴィッチさん、今作でも脱いでますが、果たしてあれは必要なのでしょうか……。まあ監督と2007年に婚約している辺り、それも監督がやりたい事の一つなのでしょう……。

 悪い所はもう多過ぎて寧ろ覚えてません。外の世界が完全にマッドマックス状態なのに、クローン作ったり怪物作ったりと何処にそんな余裕があんだよとも思いますし、終わり方もただ単にラストショットがやりたいだけじゃねぇかとも思いました。その中でも一番気になったのは主人公以外がどうもパッとしない、しいて言えば敵役の女性陣が格好良かった。でも基本は「ミラ・ジョヴォヴィッチ(と夫)によるミラ・ジョヴォ(ryの為のミラ・ジョ(ryの映画」って感じが強かったです。端的に言うなら「セガール映画」みたいな?

雑記:現在PSVR購入の為に貯金をしていますが、PSVR版のバイオハザードがとても気になります。映像を観た限り実写版よりは怖そうでしたね()
後、結局ファイナル観てないんですけど、ローラの出番が超短いってマジ?
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